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文学・エッセイ・詩歌評論・演劇・絵本

夢の跡の塵芥
横山 多枝子 / 著
  • ISBN 978-4-88416-276-4
  • 四六判 168ページ
  • 2020年10月
定価:1,320円(本体1,200円+税)
独り言と独白は少し違う。独り言には脈絡はないが、独白には脈絡つまり物語がある。

この作品は、著者の主観的経験を語った独白 ― 長い、長い独白である。
過去が現在と交錯する一瞬がある。

人生の終了は、こういう過去と現在が交錯する一瞬の連続が停止するときなのかもしれない。見ていた夢を中断されるようなものであるが、それもいたしかたない。そして夢を見る脳が消滅すれば、過去も現在もゴミ箱に投げ入れられ、焼却されるしかないただの塵芥である。―[プロローグ「もどき」なのか「だまし」なのか]より
《目次》
プロローグ 「もどき」なのか「だまし」なのか
ミリー哀慕
浦島タイコの恋
ラクーンとオポッサムとついでにコメット
鏡湖
風になる
イルカの目礼
ヘミングウェイのゴーストと猫たち
「環世界」変転の予感
凍死寸前のキャンプ
コットンウッドの樹陰
夢もどき
エピローグ 独白

● 題字・扉絵・写真提供  横山多枝子
《著者略歴》
横山 多枝子 (よこやま たえこ)
1948年静岡県三島市生まれ
1997年渡米 1999年ワシントン州Skagit Valley College 卒業
2001年ユタ州Brigham Young University(言語学)卒業
2003年センター試験国語出題文の検証を開始
2006年ブログにて「自民党新憲法草案の検証」「教育基本法特別委員会質疑応答と野次」を連載
2008年「続・入試制度廃止論―認知心理学基軸―」をHPにて発表
著作に『入試制度廃止論』(自費出版、2002年)『論文読解とは推量ゲーム?』(自費出版、2004年)
『日本語を教えない国日本―入試問題・安保条約文徹底検証!』(せせらぎ出版、2005年)
『続・入試制度廃止論―認知心理学基軸―』(せせらぎ出版、2019年)
◎ブログ http://www13.plala.or.jp/taekosite/
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