−文学・エッセイ・詩歌評論・演劇・絵本−
1945年8月15日の敗戦を機に平和の尊さに目覚めた著者が、戦後、天王寺高校で平和教育に携わり、退職後は日本舞踊を中心に芸能の分野で、厳しくそして楽しく活動を続けた生涯の記。
― 九十九年の私の人生、それは「生きてきたこと」が
そのまま「生き甲斐そのものだった」ような、
そんな「不思議な」気がします。 ― (「九十九歳への暮らしと命 」より)
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米田先生/ヨネブー/粷谷先生/一寿先生こと、粷谷(米田)美規子は、2024年11月12日午前4時30分頃、自宅から逝ってしまいました。 (「さようならは言わない」粷谷信三より)
2025年8月中旬発売
本書は肥前の杜氏による日本酒愛の書である。
第一部は日本酒礼賛文。
著者が酒蔵の自社販売サイトにて展開していた『「雨後の青山」ファンクラブ』。そこで募集して寄せられた多数の「日本酒礼賛文」。日本酒は人と人の間の美しい架け橋になっていることがしみじみ伝わる文章です。ぜひ追体験してください。
第二部は、日本酒への深い想いを。
冬場の農閑期に酒造りに出稼ぎする習わしがあり、中学校を卒業すると家督を継ぐため酒蔵で働くことになった著者。そこから、宮城、静岡、兵庫、広島、福岡…全国の名酒蔵で修業し、酒造りを51年、杜氏を33年。現在は有田町の松尾酒造場で杜氏として勤務し、今も日本酒の新たな可能性を追求している。日本酒造り、歴史、健康効果など、日本酒に真摯に向き合い続ける著者の想いをつめこみました。
美しい桜の写真とともにお楽しみください。
2025年5月上旬発売
本エッセーは主として2014年から2024年にかけて大阪小児科医会雑誌(年4回刊行)にシリーズで掲載されたものをまとめたものである。
趣味が囲碁であり、山歩きをするようになって樹木が好きになった。樹木への旅と題したが大好きな司馬遼太郎さんの「街道をゆく」の中に出ている木を見て回ったりしたことや、本に出てくる樹木から広がる自分の体験や思索を幾分かメディカルエッセー風に書いたのが本エッセー集である。―「はじめに」より―
2024年10月発売