文学・エッセイ・詩歌評論・演劇・絵本
軍国少女から多彩な平和教育者への路
- ISBN978-4-88416-322-8
- A5判 カバー付並製 300ページ
- 2025年8月
1945年8月15日の敗戦を機に平和の尊さに目覚めた著者が、戦後、天王寺高校で平和教育に携わり、退職後は日本舞踊を中心に芸能の分野で、厳しくそして楽しく活動を続けた生涯の記。
― 九十九年の私の人生、それは「生きてきたこと」が
そのまま「生き甲斐そのものだった」ような、
そんな「不思議な」気がします。 ― (「九十九歳への暮らしと命 」より)
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米田先生/ヨネブー/粷谷先生/一寿先生こと、粷谷(米田)美規子は、2024年11月12日午前4時30分頃、自宅から逝ってしまいました。 (「さようならは言わない」粷谷信三より)
2025年8月中旬発売
目 次
はじめに
第一編 軍国主義的教育下の少女
第一章 誕生から敗戦までの教育(1925年~1945年9月)
第二編 民主的学校教育
第二章 米田先生と男女共学(1945年10月~1948年3月)
第三章 「ヨネブー」流教育の科学的教育への展開(1948年~1987年3月)
第三編 社会人教育(1970年代から2020年頃まで)
第四章 多彩な芸能活動の実践と伝授
第五章 ボランティアの教育・研究活動の果実は『戦争を生きた女たち―証言・国防婦人会』の刊行
第六章 「大人」を元気づけた社会人教育活動
第四編 九十九歳への暮らしと命
第七章 粷谷美規子・一寿の九十代
註釈/資料
さようならは言わない(粷谷信三)
九十五歳で介護生活に入った中で「もう(書くのは)ええよ」でしたが、執念深い信三は何とか百歳までにと、資料の整理をしながら私の詳細な履歴書を作成し、いくつもの段ボール箱に山とあった関連資料の確認と整理を続けて私に質問しつつ、対話によって私の執筆を支えてくれたのです。(「はじめに」より)
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