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教育・子育て

光に向かって 走れ!児童相談所2 ー過酷案件が続く中、所員たちは今日も熱い!ー
安道 理 / 著
  • ISBN 978-4-88416-302-0
  • A5判 カバー付並製 287ページ 
  • 2023年9月
定価:1,980円(本体1,800円+税)
2023年11月発売

大好評の『走れ!児童相談所』シリーズ第2弾
里崎が勤務2年目を迎える中央子ども家庭センターに、あの田丸が異動になってやってきた。キャラの異なる二人はチームを組んでケースに対応する。困窮した家庭を支援する一方、力及ばず壁にぶつかることも経験。そんな二人が次に直面したのは、卑劣な性的虐待だった。

本書は2018年3月にアイエス・エヌから発売された『光に向かって ー走れ!児童相談所2ー』をせせらぎ出版から再発行したもので、内容は同じです。(一部装丁、本文中のデータに変更あり)
本書は、元児童福祉司である著者が、体験もとに児童相談所の日常を描いた物語です。
貧困家庭の支援や卑劣な性的虐待への対応など過酷な案件が続く中でも、
明るくポジティブに働く職員の姿を通して、児童相談所の現状や課題を浮き彫りにします。
●現役の公務員が実体験をもとに描いた物語で、児童相談所の現場をリアルに学べます。
●児童心理司、ケースワーカー、教育関係者や、それらの職業をめざす人たちにおススメです。
●一般の方にも、普段、馴染みのない児童相談所の仕事や職員のことがよくわかります。

目次
人事異動
相棒
幽霊
命の糸
捜せ!
作戦開始
魔の瞬間
繋ぐ
植木鉢
七十二時間
守る!
心に温もりを……
公判の行方
光に向かって
最も過酷で最も感動できる職場。児童相談所を形容するのにこれ以上ふさわしい言葉はないと里崎は思った。常に子どもたちの命がかかった気の休まることのない職場であることに間違いはない。少しでも判断を誤れば、子どもたちの命はあっけなく失われてしまう。しかし、同時にそんな重苦しい思いを吹き飛ばしてくれるほど大きな感動に出会える職場であることも、紛れもない事実なのだ。
ここで、頑張ろう。この素晴らしい仲間とともに、力の限り。(本文より)

本書はご好評いただいております『走れ! 児童相談所』の続編ですが、この続編だけで物語は完結していますので、1作目の『走れ! 児童相談所』を読んでいない方でも、お読みいただけます。

【児童虐待防止協会 津崎哲郎先生ご推薦】
児童相談所で遭遇する様々なケースを通して、熱くしかも冷徹な心で挑む職員たちの日々の奮闘を、小説という手法を用いて巧みに再現した感動の物語である。本書は、とりわけ性的虐待ケースに焦点を当て、子どもの保護、親との緊迫したやり取り、被害児にとって過酷とも思える法廷での展開に至るまでの流れを見事に再現している。児童相談所に勤務する職員のみならず、子どもに関わるあらゆる分野の方々に是非一読をお勧めしたい臨場感あふれるよき解説書の役割も果たしている。―特定非営利活動法人 児童虐待防止協会 津崎哲郎―


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安道 理(アンドウ サトシ)
現役の公務員で、元児童福祉司。安道理はペンネーム。一般行政職(事務職)として地方公共団体に入庁。いくつかの部署を経て、児童相談所に異動。そこで業務内容の特殊性、危険性、そして、過酷な状況に曝される子どもたちの現実を目の当たりにし強い衝撃を受け、人生観が一変する。異動後、ケースワーカーとして必要な面接技能等の研修を受けながら、児童福祉司免許を取得。過酷な現実に心を痛める一方で、立ち直っていく家族の感動的な姿にも触れたことで、児童相談所を最も過酷で最も感動的な職場と感じるようになる。その本当の姿を広く伝えることで、児相の職員や、福祉をめざす若者を勇気づけ、さらに悩める親子を児童相談所に導くことに繋がると考える。なお、現在は児童相談所から一般行政職に異動になっている。それに伴い肩書も「元」児童福祉司とした。
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