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文学・エッセイ・詩歌評論・演劇・絵本

能アラカルト
庄瀬 みき /著
  • ISBN 978-4-88416-283-2
  • B5判カラー 並製 122ページ
  • 2022年2月
定価:2,200円(本体2,000円+税)
2022年2月5日発売

40年以上にわたり絹糸の染色・きもの制作に携わっていた著者が、2002年に観世流・シテ方・能楽師 上野朝義氏と出会い「平成の能衣装」という、能装束を作る世界へとつながっていきます。
能衣装の紹介とともに、ものをつくる目線から「能」を紹介した1冊。
カラー写真も豊富に掲載!
―能装束というのは江戸時代までに制作が終焉を迎え、その形が完成されました。その後、明治、大正、昭和、平成、令和と時代が流れ、その中の平成の時代に私は「創作の能装束」を創り出す機会を得たのです。
「能」という決まった型が成立している伝統芸能の中において、現代、それから未来へと繋いでいけるものとは、また、こととは何なのか? 私が生存している今を見据えて、私自身が思い、感じることなどをこの本を通して素直にお伝えできればと、たくさんの資料の力をお借りしてここに始めた次第です。
それはそれはおもしろくて、とても興味深い世界なのです。それらのものを私の「ものをつくる目線」でデザインをし、皆様に少しでも楽しく、おもしろくご紹介できましたらと、ちょっと遊び心が騒いだのです。―「はじめに」より
もくじ
はじめに
能装束
 紅・黒紅・萌黄段 金青海波 秋草短冊紋様
 欝金萌黄段露芝鉄仙関竹模様
 なし地七宝扇面地紙ちらし紋様
 楊貴妃浪漫肩裾紋様・蝶
囃子
 鼓
 太鼓
 能管
能舞台
 能舞台の構造

 中啓・鎮扇
 鎮扇・能樂五流派
能面
 翁面
 男面
 女面
 その他
あとがき・参考文献
著者プロフィール

庄瀬 みき(しょうせ みき)
1970年 大学卒業後、日本万国博覧会に勤務
1975年 絹染め業務開始
1989年 イタリア・ローマにてディスプレー技術を学ぶ
    「テッラ・ビアンカ」新規設立
2000年 神戸新聞松方ホールにてファッションショー開催
2002年 平成の能衣装シリーズ始まる
    神戸新聞松方ホールにて「手描き創作きもの」と「能」
    彩響ファッションショー開催
    「平成の能衣装シリーズvol.1」
2004年 兵庫県高砂市制50周年
    「観月能」の演目『紅葉狩り』が「平成の能衣装」で演じられる
    「平成の能衣装シリーズvol.2」
    その後染色作家として
    ギャラリー、ホールなどにてアートプロデュースを担当
2008年~2016年 兵庫県芦屋モノリスにて「アラカルト・コンサート」を毎年主催
2018年 アラカルト・コンサート10周年記念として兵庫県神戸市湊川神社・神能殿にて「和は心の宝石・ファッションショー」開催
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