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教育・子育て

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続・入試制度廃止論 -認知心理学基軸-

横山 多枝子 / 著

A5判/194ページ

1,980円 (本体1,800円+税)

2019年5月1日

ISBN 978-4-88416-268-9

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知的能力だけを子どもたちに求め、学びの目的さえも、受験突破のための知的能力の蓄積にしてしまう、そんな情緒の涵養がおきざりにされた受験のための教育をいますぐに止めて、受験のためではない、生きていくための冷静な判断力を養う教育が必要なのである。
(中略)
自傷、自殺、親殺し、子殺し、理由のない殺人等を引き起こさせる負のエネルギーを子どもたちに蓄積させているものとして、日本の教育制度が大きな一因となっているのであれば、その一因は取り除かれなければならないと、私は考える。教育は、文化そのものであり、そして文化の創設者でもある。未来を背負う子どもたちに、「そんな親ならいらない! 」……こんな悲鳴を出させておいて、なにが文化国家か、と私は言いたい。
すべての個性が芽吹き、花を咲かせることができる社会的環境を整えることこそが、平和かつ成熟した社会を築くための人間の英知である。しかし、この英知を育てるのも、また教育であることが、入試制度でがんじがらめの日本が教育的貧困から立ち直れない所以でもある ―[まえがき]より

横山 多枝子

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