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心理・哲学・宗教

モルモン書は現代の偽典  ジョセフ・スミスが19世紀アメリカで霊感によって著したの表紙画像

モルモン書は現代の偽典  ジョセフ・スミスが19世紀アメリカで霊感によって著した

ロバート・M・プライス / 著
沼野 治郎 / 訳

A5判ブックレット/120ページ

1,320円 (本体1,200円+税)

2017年7月1日

ISBN 978-4-88416-258-0

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「偽典」(シューデピグラファ) は、民衆が持つ敬虔な好奇心に答えようとして書かれた側面があり、日本語が与える印象よりずっと宗教的で徳性を養うもの、正典につながっていくものとして重視されている。旧約聖書の申命記、ダニエル書、新約聖書のペテロ後書が偽典視されている。

末日聖徒イエス・キリスト教会(通称モルモン教会)の最も重要な書物、「モルモン書」がフィクション(創作)であると気づくことは、天動説が間違っていて地動説が正しいことを受け入れたコペルニクス的転回に相当する、と一部の理知的な教会員は見ている。

モルモン書に批判的手法を適用することは、末日聖徒にとって馴染みのないことであっても、創始者と末日聖徒の聖典の意義が非モルモンに認識されることになる。そして、モルモン書が欽定訳聖書に広範に依存していることが分かれば、共通の聖書的遺産を受け継いでいることになり、モルモンと非モルモンが和解の方向に向かうことが期待される。 (著者R.M.プライス)

ロバート・M・プライス

沼野 治郎

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