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福祉・障害
従来の福祉制度の枠外にあって適切な支援が受けられていない高次脳機能障害。2010年に設立10周年を迎えた「日本脳外傷友の会」の全国各地の代表、会員、支援者らが、高次脳機能障害を持つ人々の実情を伝える。
日本脳外傷友の会が設立された2000年、「高次脳機能障害」という障害は、医療関係者や福祉関係者にも知られておらず、そのため従来の障害者制度の枠外に置かれ適切な支援もうけられない状況でした。
この10年間、日本脳外傷友の会は、当事者家族たちのネットワークを築き、高次脳機能障害への理解を拡げ、行政への要求等にもねばり強く取り組んできました。
本書では、高次脳機能障害と向きあってきた当事者・家族・医師・支援者らがこの10年を振り返り、さらに将来にむけての課題について考えます。
21世紀の「共生社会」にむかう、たゆみない努力の足跡です。